『ザ・ノンフィクション』
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東京日常空模様
東京の空は泣いていた
酔っ払いが大声で何か叫んでいる
そろそろ2軒目イッちゃう?
そんな時間だ
人の想いと欲望が乱雑に絡まる
とある駅前の雑居ビル
そのテナントの1つで
男と数名の女は
1日の仕事を終えようとしていた
テナントのエレベーターホールには各階にトイレがあり
エレベーターから部外者の侵入も可能
防犯のためにも
退勤時にはトイレにも鍵をかける事になっていた
いつものように
男は入口ドアに鍵をかけ
トイレにも鍵をかけた
その瞬間に
女の1人が言った
「オシッコしますね」
・
・
・
するんかい!
鍵かける前に言えよ!
そう男は叫んだ
数秒の間をおいて
猥雑な街にまた1つ笑い声が消えていった
非常ドアを開けると
さっきまでの雨が嘘のように・・・
男は俯いたまま呟いた
聞き間違い・・・・・・か。
あとがき
「蒸しっとしますね」
世間話かい!!
🎵生~きて~る 生~き~て~いる
そのう~つつだ~けがそ~こ~に~ある~🎵
bye✋